こんにちは!パジュ・ブレーンの草間です。
ブログでは、メルマガで発行している内容より更に詳しく説明して参ります。
メルマガでも連載8回でお届けしております「ネットショップに必要な『その他』ページでユーザーの購入体験を高める!」の第2回になります。
今回は『 ご利用案内 』について、個人の経験と考えを交えお伝え致します。
第2回のテーマ『 ご利用案内(注1)』ページの目的
通常のWebサイト、ネットショップにおいてもご利用案内は必ず設置されるページです。
ですが、サイトに初めて訪問するユーザーにとって、そのページの必要性は低いです。なぜなら、ご利用案内を確認するためにサイトに訪れた訳ではないからです。
しかしながら、ユーザーがサイトを閲覧してWebを利用する過程において必要性が高まってきます。
特にネットショップにおいて、大抵のユーザーは購入までにほぼ一度は確認するのではないでしょうか?
ネットショップのご利用案内の中には、購入時に必要な「決済方法」「配送/送料」などと言ったユーザーの知りたい情報が集約されているからです。
通常のWebサイトにおいては、ユーザーによりご利用案内を閲覧するかどうかのバラつきが多く、必ず見るコンテンツ(注2)ではないかも知れませんがネットショップにおいては、購入に関係する大事なページとなります。
では、以下に通常のWebサイトとネットショップにおけるご利用案内の表記にどのような違いがあるか、参考として記載して行きたいと思います。
<ご利用ガイドの項目>通常のWebサイトの場合
・個人情報の取り扱い(プライバシーポリシーも含む)
・サイト内で利用できるサービスについての説明(サービスを一覧にして説明も含む)
・ページ内の写真、その他の知的財産権に関わる記述
・ページ内における重要な変更やお知らせ
・会社概要(サイトによっては、ご利用案内にて記載されるケースがある)
◆参考サイト:あきた食彩プロデュース
<ご利用ガイドの項目>ネットショップの場合
・商品購入までの流れ
・配送業者の紹介
・配送方法の種類
・お支払い方法
・送料/代引き手数料のご案内
・お届け時間などの指定
◆参考サイト:生酵素222 からだのレシピ<公式>オンラインショップ
http://www.karadano-recipe.com/top/shopping.html
◆参考サイト:【かに本舗】蟹やおせち厳選特産品の通販店 匠本舗
http://www.karadano-recipe.com/top/shopping.html
今号のまとめとして
ネットショップのご利用案内は、おおむね上に書いてある通りの内容が記載されています。
通常のWebサイトとネットショップでは記載内容に違いがありますが、よりユーザーから見て必要性を高く感じるのは、購入に直結するネットショップのご利用案内ではないでしょうか。(通常のWebサイトでご利用案内がいらないと言うことではなく、あくまでもユーザーの関心度が違うということ)
しかし、ただご利用案内のページがあれば良いと言うわけでなく、記載の仕方に工夫が必要になります!
実際、上で紹介している参考サイトの「蟹やおせち厳選特産品の通販店 匠本舗」は、購入までの流れをキャプチャー画像で表示して、その画像に吹き出しを付け、購入方法の説明を挿入することによってユーザーが理解しやすいように配慮しています。
「生酵素222 からだのレシピ」では、お支払い方法欄の中でクレジットカードのロゴを配置して視覚的にイメージさせたり、備考欄を線で囲むことで強調して見せる工夫をしています。
このふたつのサイトは、『ネットショップ大賞2016グランプリ』において、年間最優秀賞と特別賞に輝いているサイトになります。授賞理由がご利用案内にあるとは言いませんが、その一端を担っていることだと思います。
最後に、各サイトで見せ方の違いはあれど共通して言えることは、ユーザーにとって見やすくて理解しやすい内容であるかが最も大事な点であり、それがサイトを利用するにあたって安心して購入することに繋がり、結果的にリピーターを増やしていくのだと思います。
注釈
1)「ご利用案内」は、サイトによって「ご利用ガイド」といった名称を使われることもある。
2)通常サイトにおいて必要がないページと言うことではありません。
ユーザーによる視認性が低くてもサイト運営側は記載しておくことで
ユーザーとのトラブル回避に繋げられるため必ず作成して運用するようにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございますm(__)m
次回、第3回は「ヘルプ(ショップ内の買い物、購入前での流れ)」ページについて、紹介していきます!